鮮やかな花の音色に 少し唄を 足そう
埃被った 蓄音機が 慣れない
「そしある」を奏でる
転びそうな 拍子 請けたら ほら
簪を 髪に刺しましょう 少し結を 添えて
掌に浮かんだ雫と
紅無しでも染まる頬笑み
肘を掴む 白過ぎた無垢 奏で始める
恋心 咲き誇れば何よりも 美しく在れ
花の知る 密やかこそ 夢に 夢に 酔いしれる
風に 散りゆく ままで
「生き抜く術を身に着けたこの地」
「あの小鳥のようにいつか自由になるかな」
「空を見上げながらアンタを迎えに行くよ」
「青空の下で」
囁きし 愛の言霊 闇夜へと 響いて
仮初め 重ねる 春の浮
安堵の懇(ねんご)ろ たゆたう記
されど 此処に在る
唄の葉は 誰も消せずに
「愛しくて」逆らえずに
未だ来る 熱の 先に
過去よりも 現よりも 光り
未来 離さずに 共に 生きられるなら
恋心 咲き誇れば何よりも 美しく在れ
花の知る 密やかこそ 夢に 夢に 酔いしれて
「いつまでも愛してる」
たった一人
全て 捧げても構わない
花のように 輝いてる 二人 無垢に白く
そして 花のように 紅く染まれ
- 专辑:男遊郭の艶寝 第四夜 ときわ
- 歌手:鳥海浩輔
- 歌曲:花奏ぐらでいと