ノットイコール
Lyrics:少女病
Compose&Arrange:ピクセルビー
Vocal:Mitsuki
Voice:Mitsuki
by 少女病 - 聖骸メロフォビア
『平穏なミラシュカの国も決して一枚岩ではない。
アナスタシアは、虎視眈々と王の椅子を狙う摂政、
グラハドとの密会を繰り返した。
彼女が求められた行動は、罪なき幼王の排除。
交換条件は、この国における公的な身分の付与。
上を目指し、更なる力を求める少女にとって、
それは悪い条件ではなく――――』
曰く「五座は政治も分からぬ子供が座るものじゃない、
このままじゃ続かない、耐え難い、遣る瀬無い。
行く末さえ暗い」
憂国といえば建前としてはなかなか美しいけれど
本当は違うでしょう?嘘でしょう?
あなたが上に立っていたいだけでしょう?
全ての問いに意味はない だって理由なんて必要がない
空々しいばかりの言葉じゃ正当化できない
素直に言ってくれたら
わかりやすいのにな 『邪魔だから、殺したい』って
傀儡に堕ちた背徳の瞳 戒律の論理【logic】さえ踏み破った
拒絶に喘ぐいつか生存した 理性も飲み込まれて
乖離する位相【phase】 芽吹いて傾く
啓示の解答を読み解いて
孤独を飲み干した偽装聖女は
劣等感情を鳴らして 暗転に翳る
「気持ち悪い。
聞こえてくる者は、自分勝手な欲望の旋律ばかり。
こんなのが王になったら、何れ国が滅んでしまう。
そうなる前に私が乗っ取ってあげましょうか」
十字塔で交わされた密約に友誼などありはしない
正義なしの話を晒し野放し 末路は空虚な死
対価は"権力"と"幻想"と"血"で、代償は"それ以外全て"。
明瞭な玲瓏迷路をあなたが 自ら望んだだけでしょう?
利害の一致に相違ない だって失う物は何もない
欲望に塗れた感情の旋律が聞こえた
言葉にしてくれたなら いっそ早いのに
『用が済んだら 処分する』って
崇拝を背に聖骸を腕に 迫害の常套句を削ぎ落とした
無意味に叫ぶいつしか霧散した 意識も塗り潰して
「約束しよう。ここに誓おう。王位簒奪の暁には……」
虚ろな心にもない絵空事を並べて 年寄り道化師は空々しく笑う
いいようには使われない 利用されるのはお前だ
この場所を手中に収め礎の地としよう
やがて訪れる終わりの
いいえ、はじまりの日のためにまだ死ねない
傀儡に堕ちた背徳の瞳 戒律の論理【logic】さえ踏み破った
拒絶に喘ぐいつか生存した 理性も飲み込まれて
乖離する位相【phase】 芽吹いて傾く
啓示の解答をah...読み解いて
孤独を飲み干した偽装聖女は 瞳を人知れず閉ざして
哀しく今決意を強めて――――
『神の聖骸をミラシュカに献上するという名目で、
直接カタリナのその手に触れさせる。
音楽恐怖症【melophobia】を患う幼王が
他人の感情を旋律として感じるようになれば、
きっと正気ではいられまいと画策して……』
「平和惚けした国にはいい薬になるでしょう?
この国にも遅かれ早かれ魔女達の手が伸びるのだから……。
罪がないことさえ大罪のように感じられる。
これは嫉妬?違う、きっと過去の自分への――――」
- 专辑:聖骸メロフォビア
- 歌手:少女病
- 歌曲:ノットイコール