気づいた時はもう遅い
目線の先で微笑む小悪魔
手足に絡む 針の華
逃げる体を鈍らせ掴む
流れる血痕を辿る様に
迫る両手は大蛇の如く
毒の刃を突き立てて
今宵も食欲を満たすのだろう
そこに居るのは誰?少し顔を見せて?
逃げ惑う 弱者の悲鳴を響かせて
荒れる呼吸 青ざめ怯える 震えた肩で
溢れる恐怖 言葉にもならない
偽りの眠り姫 偽りの薔薇姫
理解が背筋を伝って 囁く
『もっと、こっちにきて?』
可哀相な私に会いに来たの?
触りたいの?それとも、、、何が欲しいの?
求めるなら もっと傍に来てよ
舌先が届く程近くに来てね
離れなくていいの 少し顔を見せて
目の前で笑う少女が手招きする
汚れた手 汚れた唇 吸い込まれてく
貴方が来てくれて私嬉しいの
少しずつ近付く瞳に目を逸らせない
逃げ惑う 弱者の悲鳴を響かせて
荒れる呼吸 青ざめ怯える 震えた肩で
溢れる恐怖 言葉にもならない
偽りの眠り姫 偽りの薔薇姫
また一人お城へと入っていくの
まだあの子の眠りが覚めないのでしょう
可哀想な眠りのお姫様は
今日も眠り続けている
- 专辑:薔薇姫
- 歌手:エミルの愛した月夜に第Ⅲ幻想曲を
- 歌曲:いばら姫