《前山にて》の 詞前山にて
. . . . . . 曲 詞唄: 柴草玲
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山の音がする 清溪流水 山音漸起
山の匂いがする 閑徑野花香滿
あの日私の小さすぎた足跡 足痕淺淺殘
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....山の手ざわり 拂指于林 輕風亂弦
....山の言葉 覺來軟語無數
....あの日私が夢中になったアリジゴク 夢裏依稀行
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この石段を昇り切れば小さな御堂があって 石階終上翠微堂
この石段を下り切れば待ってる人がいた 階下空遺人 待望長
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.........あと60年たったなら 借彈六十年 人若何
.........私の身体も消え去って 夢斷不知處
.........あと60年たったなら 一任輕身過 枝梢頭
.........あの梢だって軽々と飛び越えられる 飛去,飛去
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山の朝霧が 曉來霧籠 山色淡綴
足元を濡らすよ 湛湛兮足下濕
少しだけ気の早いツクツクホウシ 唯有晨光早
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....この山の朝を 更堪念君 朝顏送遠
....あなたにも見せたいよ 何時偕得信步
....いつか二人で 二人きりで歩いてみたいよ 思見此山中
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この石段を昇り切ればあの日の私がいる 幾曾自許石階頂
この石段を下り切れば街へと続く道 腳下滄桑道 知是處
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.........あと60年たったなら 試問六十年 人若何
.........私の身体も消え去って 消散覓無處
.........あと60年たったなら 回首故人邊 再思量
.........見返りも求めずあなたを愛せるかもしれない 不負,不負
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(並ぶ杉の木 ひのきの小枝 セミのぬけがら カミキリムシ
石の野仏 馴染みの地蔵 赤い前かけ おだやかな顔
記憶をたどる 低い縁側 恐くて泣いた 古い手洗い
そして水アメ 固いトウキビ もぎたてキュウリ 甘い水蜜
そしてあの庭 かわいい野菊 夕顔畑 大きさくらべ
疲れて眠る 午後の微睡み あおぐ団扇と 天井の顔
絶えず聞こえる せせらぎの音 絶えず感じる 前山の風
前山の風 前山の風)
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前山の風が私を 前山風涼然然兮
涼しげに ああ 追いこしてゆく 自得悠悠歸來去
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あと60年過ぎるまで 等得六十年身後時
私の身体が消えるまで 雖是漫向灰飛處
あと60年過ぎるまで 但留 一曲清調山階中
終われない歌はまだ 石段の途中 不絕 不絕
- 专辑:男と女 Un homme et une femme
- 歌手:春野寿美礼
- 歌曲:前山にて