僕らは ふたりで 深い森の奥 迷い込んだ 蒼い月 追いかけて 貴女は 木陰で 繋いでいた手を そっと 解(ほど)き 時の中 眠るように ひとりきりで 夢見ていたんだ 手を伸ばせば 抱き締めれば 露と消える 氷の花 ぬくもりが もし 心を 傷つけるのなら 触れない 震える肩 その背中に 背を向けて 見送る 今 此処から 願う未来 季節は 戻らない 流れる月日に 溢れる思い出 きっと すべて たいせつな忘れ物 双星(ほし)のピアス・・・約束の欠片 離れるほど 近くにいる 眩しすぎる 氷の花 溜め息が