樹の内臓と日陰のかたちを並べ
僕は地球の真似をするよ
ふちどられた音の身振りを
大粒の夜空と比べて僕はどうだろう
小柄な眠気には把手がある
秘密を打ち明けるようにすくえば
膝の上の水脈たちは
くっきりと美しいけれど
僕はどうだろう
僕はどうだろう
撓んだ記憶
新しくて古くて
いつからかそこにあるものを
親密に発音したいのです
膝のうえの水脈は
くっきりと美しい
星はといえば配線を持たず
上手に輝いている
僕は…
岩壁がひらく正午の本よ
傾いだ使い道がひと冬を埋めるの
沈黙は首をふった
ぱちぱちと焦げついた始めの風
読まない歩みを告げて
海から雨粒を選りわけるよ
食器棚はいつも静かだ
気の利いた
気の利いた歌があると
僕はうそぶく
- 专辑:Nebular for Thirteen
- 歌手:NGATARI
- 歌曲:Linus