黒い猫 廃ビルの頂上から
見つめているよ残響 錆色の玩具
瞬く間に落ちてゆく 女の子
加速する記憶がはぜる ざくろの果実
消える 罪悪感
黒い猫が 錆色の果実 笑いながら
噛む 刺す 大きな耳
少女の玩具を 猫は笑う 夕日で
「赤いなぁ 私の裏側は まるで
朱色のガラス玉が砕け散った……」
落ちてゆく 幸福だけ 包まれる私
絶望など 無縁な
赤い夕日 キラキラにして
硝子屑 黒い耳
黒き肉球 旋律と祈り
黒い猫に 抱かれ かみ砕かれ
廃墟の墓標で 骸が天使と変わる。
- 专辑:空気力学少女と少年の詩
- 歌手:はな
- 歌曲:終末の微笑