翠深き神の社
射干玉-ぬばたま-の夜は更け
浮く月の明けしや
夜な夜なと奉げしは
決してもう逢えはしない
きみへ歌う唄を
この聲-こえ-も 猛る哀しさも
泣くことさえ叶わぬままに
焼きついた灰の光景が
呼吸さえも殺めて記憶-とき-を奪う
朽ち果てた塞の神
紅の色映し
千早振る我をして
はらりらと和すきみ
理も 何もかも
切り裂いていけば
その聲も 震える身体も
この手で 嗚呼 守れただろう
どれ程に求めただろうか
届かぬまま 焦がれ叫んだ
いつか交わした言葉 指切り 約束-ちぎり-
“とわにまもるよ” なんて
なんと馬鹿げた誓い 解けて 融けて
―きみはいない―
この聲-こえ-も 猛る哀しさも
泣くことさえ叶わぬままに
焼きついた灰の光景が
呼吸さえも 殺め続ける
その聲も 震える身体も
この手で 嗚呼 守れたならば
どれ程に願っただろうか
届かぬまま 焦がれ焦がれて
吼える
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慟哭(どうこく)の社(もり)
翠深(あおふか)き神(かみ)の社(もり)
射干玉(ぬばたま)の夜(よ)は更(ふ)け
浮(う)く月(つき)の明(さや)けしや
夜な夜な(よなよな)と奉(ささ)げしは
決(けっ)してもう逢(あ)えはしない
きみへ歌(うた)う唄(うた)を
この聲(こえ)も 猛(たけ)る哀(かな)しさも
泣(な)くことさえ叶(かな)わぬままに
焼(や)きついた灰(はい)の光景(こうけい)が
呼吸(こきゅう)さえも殺(あや)めて記憶(とき)を奪(うば)う
朽(く)ち果(は)てた塞(さえ)の神(かみ)
紅(くれない)の色(いろ)映(うつ)し
千早振(ちはやぶ)る我(われ)をして
はらりらと和(やわ)すきみ
理(ことわり)も 何(なに)もかも
切(き)り裂(さ)いていけば
その聲(こえ)も 震(ふる)える身体(からだ)も
この手(て)で 嗚呼(ああ) 守(まも)れただろう
どれ程(ほど)に求(もと)めただろうか
届(とど)かぬまま 焦(こ)がれ叫(さけ)んだ
いつか交(か)わした言葉(ことば) 指切(ゆびき)り 約束(ちぎり)
“とわにまもるよ” なんて
なんと馬鹿(ばか)げた誓(ちか)い 解(ほど)けて 融(と)けて
―きみはいない―
この聲(こえ)も 猛(たけ)る哀(かな)しさも
泣(な)くことさえ叶(かな)わぬままに
焼(や)きついた灰(はい)の光景(こうけい)が
呼吸(こきゅう)さえも 殺(あや)め続(つづ)ける
その聲(こえ)も 震(ふる)える身体(からだ)も
この手(て)で 嗚呼(ああ) 守(まも)れたならば
どれ程(ほど)に願(ねが)っただろうか
届(とど)かぬまま 焦(こ)がれ焦(こ)がれて
吼(ほ)える
- 专辑:童妖奇譚
- 歌手:中恵光城
- 歌曲:慟哭の杜