Ⅱ.紅蓮に堕ちる心
Music Composed & Lyrics:Paspal
Illustration:千年凜
Vocal & Chorus:桃木真美
昔から厳しい人だった
褒めはせず厳しい人だった
—— この国は私が王様で
いつかはお前の物だ と
撫でた手の温もりだけが
優しい父の思い出
それからは教育として
王のあるべき振る舞いとして
心 壊して
落ちる刃は断罪の身 転がす
緋い血が流れる足元
揺れる揺れる光景の中
膝をついた私見て
嗤った父の笑顔が
何より怖かった
美しいドレスに身を委ね
散りばめた宝石 眩しくて
—— 姫ならば贅沢の限りを
貴女もそうさせてあげる と
触れた髪をすいた指が
優しい母の思い出
時が経ちドレスが増して
姫のあるべき嗜みとして
心 壊して
優雅に嗤う舞踏会の貴族は
貧しい民の痛み 解らず
踊る踊る光景の中
貧しさに目もくれない
冷たい母の心が
なにより怖かった
やがて心は壊れてた
父と母の教えが 正しくて揺ぎ無い物
そう信じ抜き そう生きてきた
心 騙して
落ちる刃は断罪の身 転がす
貧しい民の痛み 解らず
巡る巡る光景の中
疑問にさえ思わない
冷酷な生きる屍
それが私だった
- 专辑:緋空に願った反逆の姫
- 歌手:Symholic
- 歌曲:紅蓮に堕ちる心