さくらんぼ 食べたい そのタネを飛ばして- このレッスン場(片隅) 彼女はポツンと(しゃがんで) 空の紙コップ 手に持って 休んでいたよ 前に進めずに(疲れて) イライラしながら(黙って) こうであるべき自分と 闘っていたんだ 見かねた誰かが さくらんぼの箱 彼女の前に そっと置き 再開 待っていた 夢を見るだけなら いくらでも 見られるけど ちゃんと 叶えようなんて 思ったら大変 夢を見るだけなら やさしくも なれるでしょう ピリピリと張りつめた 空気吸い込み 伸びるための 坂の途中 さくらん