みちとせ ひとりぽっちの王様は 幾千三千歳.流離い 零れ落ちた雫さえ 落ちる先から乾くだけ ひび割れたまま凍てついた 悴せた笑みを浮かべては 遠く先を見据えるだけで 何処に貴方は居るの? 喩えどんな小さな 声だって聞いてみせるから 一瞬だけでいいから 心の底から-ねえ.笑って 虚無を知ったこの中に-心の中- 咲くのは厭悪か悲嘆か 廻り廻って突き刺さる その痛みさえ抱きしめて 一人孤独を背に乗せて 悪を演じるその果に 鎖は絡んで解けずに 晦冥に沈んでく 喩えどんな小さな 嘘でもいいと願うほどに 一