そう気高く濁した廃都市みたいな この鉄塔を仰いだ街が ボク自身だった 潜める墓場と 負け犬ベンデッタ その閑散な姿に大停電が降った 味気ないくらい価値もない舞台 きっと愛もないだろう 半透明の蜃気楼 白昼に腐って 味気ないくらい誰も泣いてない だって情もないだろう ずっと歌を歌っていよう 退屈だろ でもそんな殺風景にキミはいた 鈍色の廻り廻る感情は重なり合った この大都会の愛と哀を熱く絡ませ キミを守る街は光放った ほらドドメ色の雨が降って視界を塗り潰した 愛も知らないまま 汚れたまま そう絞り