バランス違いの二人の足音 遠くに聞こえてくる冬の音に重なる 綺麗に並んだ影法師ふたつ 出会った春の日から少し伸びた君の背 同じ今を分かち合う僕ら 違う明日を夢見てしまった 「それでもいい」と微笑んだ 君の笑顔が切なすぎて 誇れるほど何もできなくて ただ君の傍に居たいそう願うだけ 例えすべて消え去ってしまっても 僕らが今.見つけたもの この場所でずっと 光り続けるから 触れ合う指先流れ込む温度 君とひとつになれる唯ひとつの瞬間 見慣れた町並み変われない僕は 過ぎた季節の中に置き忘れられていた 僕ら