白く凍った朝の丘で 真っ赤な宝石見つけました 霜をまとったナナカマドの実 吐息で溶かしてあげました 手のひらの中の赤い粒を ぼんやり見つめているうちに あなたを思い出しました こんなに冷たい季節でも あなたは旅路にあるのでしょうか あなたが旅立って行ったのは まだ雪が残る頃でした それから何度も季節は過ぎ わたしの背丈も伸びました ゆっくりゆっくり育っていく ナナカマドは生命の木よ この木がもっと大きくなって 真っ白な花を咲かす頃 も一度あなたに会えるでしょうか 专辑:ゲド戦記歌集 歌手:手嶌葵
ゲド戦記歌集
手嶌葵 ナナカマド歌词
手嶌葵 数え唄歌词
ひとつの秘密を埋めんとして ふたつの踏み分け道をたどり みっつの水辺を彷徨い歩く よっつの宵待ち草咲く夜 いつつの泉に沈められた むっつの昔ばなしを聞かん ななつの涙乾かぬままに やっつの刃(やいば)を抱(いだ)きながら ここのつの孤独の満ちる心 专辑:ゲド戦記歌集 歌手:手嶌葵 歌曲:数え唄
手嶌葵 竜(読売新聞ゲド戦記CMタイアップ曲)歌词
★ VAN制作 昔々の その昔 歴史が始まる 前のこと 二つのものは 一つだった 二つは同じ 一つだった 持つこと欲した もの達は 海と大地を 選んだが 自由を欲した もの達は 何も持たずに 飛び去った 分かれてしまった 人と竜 忘れてしまった 太古の記憶 遠く遠くの 西の果て 世界が終わる 最果てで 翼を持った もの達は 風のはざまに 生きている 風を吸い込み 火を喰らい 鋼の体は 風に乗る 赤い瞳は 真を見つめ 太古の言葉で 真を語る どんなものにも 囚われず どんなものにも おもねることな
手嶌葵 空の終点歌词
空に終点はあるのかしら どんな道も終点があるでしょ 大地にも終点があるわ 海にも終点があるはずよ 終わりがないものってあるのかしら 夜が来て一日は終わるでしょ どの季節にも終わりがあるわ わたしの命もいつか 空には終点がないって あのひとはいう 空はずっとずっと続いて どこまで行っても終わりがないと 空に終点はあるのかしら それを確かめにいきたい あの人と あの人と 飛んでいきたい 空の終点があるところまで 专辑:ゲド戦記歌集 歌手:手嶌葵 歌曲:空の終点
手嶌葵 春の夜に歌词
あたたかき春の夜 天空に浮かびし 月のこうこうたる にゅうはくの光 土のかおりみちて つぼみゆるむ気配 ただ陶然として 涙こぼれるだけ 桜の花のした もいちど妻の手をとり 歩むことのぞんだ人は 春をまたずに逝きし なにより美しく 残酷なる季節 雪に古木倒れ その跡に芽が吹く 今宵生まれいずる 幼き命に われ持ちたる全ての 愛の歌を捧ぐ われ持ちたる全て 愛の歌を捧ぐ 专辑:ゲド戦記歌集 歌手:手嶌葵 歌曲:春の夜に
手嶌葵 別の人歌词
作詞:宮崎吾朗 作曲:谷山浩子 編曲:中脇雅裕 別の人になりたい わたしじゃない別の人 どこか遠くの町にいって 生まれ変わってしまいたい 生まれ変わったわたしは 今とはちがうわたしよ 明るくすてきなひとになって 友達もたくさんできるはず いっぱい勉強もして ちょっぴり仕事もするの いろんな場所にいって 思い出もたくさんつくるの いつか好きな人もできて あたらしいうちに住んで あたらしい家族もできるでしょう あたらしいわたしは別の人 別の人になりたい わたしじゃない別の人 でもわたしはわたし 別の
手嶌葵 旅人歌词
作詞:宫崎吾朗 作曲:谷山浩子 編曲:フェビアン・レザ・パネ 幾つもの昼と夜を越えて 幾つもの海と島を渡り 真の光を探し続け 彼の旅は未だ終わらず 船べりを叩く波と話し 帆を打つ風のたゆまぬ唄を聴く 内なる声が導くままに 潮に焼かれた手で舵を取る 言葉が意味をなくした都に 隠された愛の言葉を探し 声なき声がすすり泣く 深き暗闇の路上を歩む 時の失われた街で 亡き者たちのその哀しみを知り 祈りの刻まれた神殿に 太古の生きものの声を聞く 最果ての象牙の浜辺 とこしえの夕映えの島 鳥さえかよわぬ荒野の
手嶌葵 テルーの唄(歌集バージョン)歌词
夕闇迫る雲の上 暮色朦朦的雲霞之上 いつも一羽で飛んでいる 總見蒼鷹在孤獨地飛翔 鷹はきっと悲しかろう 他也應該很悲傷吧 音も途絶えた風の中 在無聲無息的風之中 空を掴んだその翼 那雙能抓住天空的翅膀 休めることはできなくて 一生也無法休憩 心を何にたとえよう 我該把心比作什麼 鷹のようなこの心 這顆如鷹般孤獨的心 心を何にたとえよう 我該把心比作什麼 空を舞うよな悲しさを 這份在空中翱翔的悲傷 雨のそぼ降る岩陰に 細雨飄落的岩石邊 いつも小さく咲いている 總有堅強綻放的小花 花はきっと切なかろ
手嶌葵 時の歌(歌集バージョン)歌词
空の 孤独な鹰よ 风に 抗いながら そこにあるのは 光と暗 一人だけの 空 空を 见上げて泣いた 一人 生きてる君よ 真実の名を 教えておくれ いつの日か 消えてしまう君よ 光が暗に 溶けるように 心の中を とおりすぎる 君の歌を歌うよ 空を 见上げて泣いた 一人 生きてる君よ 真実の名を 教えておくれ いつの日か 死んでしまう君よ 光が暗に 浮かぶように 沈默の中に とおりすぎる 时の歌を歌うよ 生まれ 消えていく はかない 命たちよ 终わりがあり 始まりがあるよ 忘れないで 空の 孤独な鹰よ
手嶌葵 黄昏歌词
通りを行きかう 人影もなく 路地裏に響く 呼び声もない 焚かれることない 凍えた炉辺 閉ざされたままの 小さな扉 歴史を刻んだ 石の壁も 今は色あせ 形をなくし 草に覆われた 石畳には 砂埃だけが 遊んでいる みんなはどこへ 行ったのだろう 私が愛した あの人たちは 色のあせていく たそがれの中 私は一人 涙する ひろがる田畑に 種は撒かれず 名前を知らない 草が茂る 営みの跡を 草木が隠し 実りの記憶も 遠くになった 繕い続けても ほつれていく 輝きの消えた 私の世界 行く手を照らす 灯りもな