ナヴィガートリア-北極星- 曇りの窓 ふわり ひとひら 白い欠片(かけら)が 舞い初(そ)む 凍てる綺羅(きら)の水晶 指に触れるたび ゆるやかに解(ほど)ける 刹那の花 千の宵 千の欲望(ユメ) 降り積む過去(とき)のはざま 記憶の底繰り返す銀塩写真(フォトグラフィカ) 千の夜 千の翳 馨る闇は陽炎(かげろう) 迷ひ路(じ)の天(そら)に灯す星の燭(あかり) 日暮れの空 きらり ひとつぶ 星の欠片(かけら)が 瞬く 降りる宵闇の裾 頬に触れるたび ひそやかに零れる 吐息の花 千の宵 千の幻想(