タナトスの双子を従えて 真夜中を生きる 遠く ルーヴルの恋人 哀悼の嘔 鶺鴒が告た 黎明の孤独のさなか エマイユ石の彫刻で造られた "恋" 歪めたくちびるから 吐き出される呪詛 「お前には私しかいないのよ」 底冷えの眼差しにも この胸は高鳴り アンダルシアの犬の 物語のように 薄赤い その右目には 未来の何もかも 見えているのだとして まだ ラプラスの悪魔に囚われているのは誰 器の世界にとって いつまでも 貴女の言葉は全て正しい Majesty 銀の銃弾 銀のナイフ 銀の十字架は もう