色も忘れた夏 モノクロの思い出 元気だった君が傍に居てくれた夏の日々 あの頃は.ただ二人寄り添って 幸せな夢を語り合っていたよね 木々も枯れた冬 降り積もる雪の中 消えてしまいそうな 灯 蝕む病 暖かくなって.雪は溶けて消えていって 生温い風と.雪の様に冷たい体 夏が訪れて.景色は変わらないけれど 傍に居たはずの君は居なくなっていた 愛と夢 出会い別れ 誰もが繰り返している そして今日も流れる景色に記憶を重ねた もう周りには.君も.何も無くなって 知らぬ間に時代は.遠く駆け抜けていった いつか話