交差点の側のファミレスで あなたはいつも その顔に似合わず 甘いミルクティーを飲む 格好つけることが嫌いで 多分そんなとこが あたしの胸の真ん中らへんを刺す 誕生日さえもろくに覚えていない この人が好きです 次の日になってあわてて電話してくる かっこ悪い この人が好きなんです 好きなんです 「猫舌で困る」と いつもぼやいているくせに あなたが頼むのは 甘い甘いミルクティー でも本音を言うと たちこめる湯気の向こうに その横顔ずっとずっと見ていたいんだなぁ 予想もつかないこと突然言い出す この人が