奇麗な空が見えた 月の無い夜だった 闇が光を帯びたように見えた その星はまだ白く 今すぐ届きそうで 手を伸ばしたら 冬の風が吹いた 僕等が行くその場所は きっと嵐になるんだろう 誰もが望むもの 欲しがって進む限り 夢の大地に立って 君の瞳に合って 僕等は何を奪い 何を探しに行くんだろう 祈りはそこにあって ただ君の手を取って 轟く未来 草の海 天を統(す)べる日まで 君は奇麗な声で 空の嘆きを詠う 僕は光の粒さえ蹴散らして それでも二人だけに 見えるものがあるなら 空が落とす雫を受け止めて きっ