曇り空に描く水彩画 滲んだまま淡く広がった 途切れかけたあなたの想いを 捕らえるように照らす青い陽炎が そう抱きしめた事さえもなくて 細い肩に恋いこがれて 本当はまだ確信もなくて 揺れるあなたをただ見てた "もう放さない" と 弓を引いて目を反らした 震える心は奪えなくて 今宵, 唄われし恋の花は 白い絹を纏って 空を, 艶やかな蝶が舞う 揺れて揺れて揺れて "もう放さない" と 弓を引いて目を反らした 震える心は奪えなくて 月に照らされし儚い花 頬に綴られたまま