ひらひらり木の葉に隠れて紛れて くるくると回れば世界はさかさま ふらふらとよろめく酔いどれ任せに そろそろり忍ばす抜き足差し足 ひらひらり木の葉に隠れて紛れて くるくると回れば世界はさかさま ふらふらとよろめく酔いどれ任せに そろそろり忍ばす抜き足差し足 十五夜の空 ぽかりと浮かぶ月明かり 獣道照らして冴え冴えと光る 人の子の声 聞こえてくれば息ひそめ 静かな山に 集う影はほらいくつ 夜が更けてゆく前にさあさ 盆の月に宴の笛が鳴る 月に一度の宵が来た 祭り唄を 皆で歌おう 赤い鳥居を抜けた先には