髪をおさえて 風の屋上に出た すこし 早いけど そでを通した 半そでのシャツ 夏の気配が 雲を蹴散らしてゆく 胸のかたすみで こだわっていた すべてが消えてくわ 世界中 両手で抱きしめたいの いまならなんでも できそうな気がするの 飾りを捨てたら 私に戻った もう 自分を迷わせない ランチタイムを終えた人達は皆 軽い足どりで 午後の自分に歩き出してく 何かあるたび 心 縛ってたのは 自分だったのね 人の視線 いつか 気にしていた 透き通る空を 泳いでゆくわ しなやかなフォーム 私だけのスタイル