後悔が降らせた白い灰 手を掲げた脱殻(ぬけがら) 視るな視るな 恨めば恨むほど視線は強くなる 多くなる 大嫌いな青く染まる空 世界が創り出した悪戯(いたずら) 乾き.埃(ほこり)で滲んだ大地 歩けない どうして 言葉は消え ただ遅すぎた 苦しくても地を這って 近付こうと地を這って 動けなくなるまで地を這って 愛を叫び続けて.やがて声は枯れ果て 白い蝶が籠に止まるのも夢 憐れむような視線が痛くて 僅かに残る色さえも奪われてゆく 大切そうに抱えるボロボロになった過去 乾き横たわる 灰景色はもう額の中