路傍の花が揺れていた ただ一輪 風に抗い 寄り添っていたはずの花は 土に塗(まみ)れ 事切れていた ―願うは唯.ひとつだけ― キミよ どうか幸せであれ この心を穢せはしない 二度と逢えないとしても 詰(なじ)られようと構わない 言葉にするのは容易だと 嘲笑われたとしてもいい それでも紡がなければ伝わらない 心音(こどう)と体温(ねつ)を憶えてる 息も出来ないほど苦しい 愛しさも淋しささえも 両腕で抱き締めてみせる ―空の果てに.約束を― 時代が声高に言うように この心が『間違い』ならば 証明して