祭に 囃して笑え 広がるは桃源郷 音に聴け 目にも見よ 笛の音や響け 遠くまで 遥か縁に導かれ 今宵を捧げる 晦冥の内よりも 鈍い瀝青 伽藍の堂にも薄灯満つる おっと まずは振舞酒 さア.一杯 言祝代わり呑ってみよう 祭に 騒げや楽し 瞠らせば桃源郷 共に聴こう 共に見よう いまも昔も 誰そ彼来たりて歌え 昇る天の階 共に行こう 共に泣こう 共に戯れよう 遠くまで 粧う山 朱の如く 彩づく秋も深し 黄金に穂波の揺れるを 横に眺めつつ 通りゃんせ くるりくるり渡る神様の細道 時雨月 万に寄らずば