つまらない日々の慰めごとに 戯れで騙る招き猫遊び 手鞠は厭きたの 気まぐれに可愛らしく啼いてあげるわ にゃあ 嘘か真かなんて些細なこと びぃどろに乱反射する物語 覗いてみたいのでしょう? 抑えられないのでしょう? 果ての 果ての 果てへ おいでなさい 幻惑-ゆめ-を見せてあげる 赤い 赤い果実は食べごろ だけど-変ね その手はまだまだ届かない 結末-おわり-にはまだ早いわ 当然.相応しいご褒美をいただかないと 溜息なんてつかせないくらい 激しく揺らしてみせなさい 何度堕としても這い上がってくる
童妖奇譚
中恵光城 黒猫論歌词
中恵光城 獏、曰く歌词
ちょいとお月さんお空に浮かべて 来た来たそら来た夜が来た 良い子.悪い子.四の五の言わずに 六つ七つ数えてねんころりん 浮かれた夢には用など更々 探すはおどろしおどろ夢 塩などまぶして胡麻でもふりかけ むしゃむしゃごくんで ごちそうさん 悪い夢なら払おうか 枕の涙を払おうか 悪い夢なら食らおうか なんならまるごと食らおうか 白黒紋様 あやかしまやかし かくかくしかじか旅道中 夢の通ひ路.手招き手招き 鬼も人も逃げ出す夢の中 あゝ夢の中 夢浮橋.一梁二梁 橋桁の下でごろんと寝そべり 来ぬ人を恨む.
中恵光城 待宵姫歌词
いつまでも待ちましょう また夏を送りましょう いつの日か名を呼ばれるその日まで 遠い遠い追憶の彼方 揺れる想い 今は顔もおぼろげな貴方は誰ですか 永い永い星霜の果てに何があるの 水は流れ 玉響の涙も留まらない どうして 寂しいのでしょう その理由も解らないけれど いつまでも待ちましょう (あなたを) また夏を送りましょう (まってる) 誰かも判らぬ 愛しい貴方のこと (きおくはかすんで) 生きる意味を与えて 温もりを教えてくれた (それでも.いまはただ) それだけは 忘れずに憶えてます 浅沙(あ
中恵光城 鬼灯落ちて。歌词
仄甘い言葉を舌に絡めて 華の秘蜜に吐息を濡らして 無垢な雪を染める 紅い牡丹と愛を紡いだ声 月の夜結んだ契りの糸 妖しく鬼灯誘う 道を辿る 薄暗い部屋には二匹の獣 薄い襦袢の子猫はだぁれ? 床の軋む音と 衣擦れの音 耳障りな音と 契りの言葉 猫は口から泡(あぶく)を垂れて 人の言葉も聞きやしないわ 手の鳴る方へ 手の鳴る方へ 惨めな鬼さん此方 骨から削ぎ落として 彼に触れた全てを 薪にくべる 約束(いと)の重みを解せぬ男が 泣いて鬼に許しを請う 手の鳴る方へ 手の鳴る方へ 二度と戻れぬ 鬼さん此
中恵光城 慟哭の杜歌词
翠深き神の社 射干玉-ぬばたま-の夜は更け 浮く月の明けしや 夜な夜なと奉げしは 決してもう逢えはしない きみへ歌う唄を この聲-こえ-も 猛る哀しさも 泣くことさえ叶わぬままに 焼きついた灰の光景が 呼吸さえも殺めて記憶-とき-を奪う 朽ち果てた塞の神 紅の色映し 千早振る我をして はらりらと和すきみ 理も 何もかも 切り裂いていけば その聲も 震える身体も この手で 嗚呼 守れただろう どれ程に求めただろうか 届かぬまま 焦がれ叫んだ いつか交わした言葉 指切り 約束-ちぎり- "とわにまも