人混み中でも 見失わないように あなたのシャツのそでをつかむと 見ていないふりでも 私を気にしては 微笑みながら歩くあなた そんな安らぎの中 季節を泳ぐ風が夏へ駆け抜けてゆく 明日からはもっと好きになりそう ふたり出逢えことを いつも感じていたい これからは一人きりじゃないから 名前もない道を 一人歩いていた 誰かにすがることもできずに 平気なふりをして 本当は求めた だから今はこの優しさを 二度と離したくない わがまま言った朝も せつなく泣いた夜も 何もかも覚えておきたいから あなたと過ごす時