聞いて.あのね. それは毒の花 香る花 でもね.あのね.咲かせたのは僕 決して食べないでね 赤や青や白や紫 咲かせます 森をぬけて あちらこちら どこへでもいく 約束を果たします それでも僕には姿がない 楽しくて 愉快だな つぎは何になろうか 紫陽花の夢 聞いて.あのね. それは丸い花 雨の花 でもね.あのね.誰も知らない 秘密の使命がある 涙落ちる事由のせいで 花の色は変わるんだ 青は嬉し 白は寂しい 紫は憎らしい それでも僕には声も出ない 悲しくて 笑えるな つぎは何になろうか 望めるものな
紫宴妖々歌
Alieson 參、紫陽花の夢歌词
Alieson 伍、遊魚となった翼歌词
美しく彷徨うふたつの目が翼を持ち やがて自由になり空を游ぎくれていった 高く高く昇るその姿はただ一人で すべてと遠ざかり一度さえと振り返らず 身を燃ゆし尽き果てる ここはあなたの為の遊星 一時躊躇うこともなく すべては今咲く幽玄 炎々響く鼓動 奪い合い 慈しみ この世にあるための声 近くて遠くて見えない 音や遊舞の振り子となる絵空事 争い尽きぬ時も ここは誰ものための遊星 二百と十日の数え星 すべて結びとなって いつの日か彷徨い延びた影が翼広げ いっそ自由となり 空に昇りかけていった 高く舞い泳
Alieson 肆、ナナイロウタ歌词
ナナイロウタを口遊む ねいやの声が遠くなる 一輪車おしってた ねいやのかえりを 待ちましょう 帰れない 帰らない カラダが朽ち果てると言って 選ばれし着物きて 最期に歌うウタ この空を超え 生きてみたいねと. 願おうかしら ナナイロの夢 この空に架かるでしょう ナナイロウタを歌えない ねいやの姿が遠くなる 赤に染まった空の中 ねいやはわたしに微笑んだ 変わりたい 変われない もう一度きりさえ言えない 髪を梳き爪を切り 最期に歌うウタ この海を超え 生きてみたいねと. 願うけれど ナナイロの夢 こ
Alieson 漆、狐の嫁入り歌词
誰や-誰や- 月夜に浮かんだ青白い祈り ちらほら灯して参りませぬか 白く身を包み紅い紅さして 今宵の宴は世に咲いた運命 流れ流れ渡し舟 連ね連れられる連 悪戯にとおせんぼ歌い踊り舞う 子狐の小唄は浮き世を知らず 百.二百 歩を読み 遠離り恋しやと泣けば 晴れ姿さえ報われぬ 誰や-誰や-私を愛してくれる者 その眼は 冷てえな姿を現す影法師 ある夜 姉様はもう帰りゃせんと そう言いなさって この道 去かれた 手招きしていた赤い彼岸花 この身もこうして後を追いましょう 黒い森を抜けふたつ峠越え 遥々む
Alieson 貳、猛毒の針歌词
甘く熟し実る刹那 鈍色の空を仰ぐ 深く静かに祈りをかけ 赤く染む水を含む 風に刺された頬は隠せない たがの外れたような遊戯 賭け事 秘め事 繰り返し壊れ 夢を見る 私を惑わす美しいもの あなたを殺める猛毒の針 私を操る愛しい光 深く落ち逝く眠りにつく 果ては遠く便りもなく 千切れ雲さえが笑う ここは地獄 疲れきって ゆらゆらと骨を焦がした この道にはもう辿りはないと 後にも先にも何もない 神渡しの風 頬に感じたら 砕け散る 私を殺めた美しいもの あなたが愛した猛毒の花 後ろ髪をひく最期の嘘は 深
Alieson 壹、幽遠の風歌词
生まれ変わる魂の声 訊きましょう.ねぇ.耳をすまして 星のない夜に身を任せ 踊りましょう.ねぇ.闇の果てまで 小雨もない乾いた川で 溺れましょう.ねぇ.痛みがわかるから ここは何もない無情なら 眠りましょう.ねぇ.時が嗄れて果てるまで 幾つになれば忘れられるの 私の無念 風に運ばれて 幾つ眠ればたどり着けるの あなたの無念 風にさらわれて 静かに季節がほら.巡り巡って息をしてる 祈りをかけられた月が ほら.嘆いて愁う 澄み切った瞳の奥には 写りましょう.ねぇ.わかってるけど 繰り返すことなどはや