辿り着いた場所には 知る者などなく 穏やかに流れる時の 淋しさを噛み締めた 碧き空を仰げば 翡翠の涙が 煌めく小さな雫で 総てを流してく 幼きその姿に似合わぬ記憶 離れた景色の隅 藤の淡きに染まった 今は昔 生者の想いが 蛙石に舞い降りる奇跡 白蛇の魂 此処に有る限り 滅びの道はない 紅き空を仰げば彩る楓が 輝くその腕広げて 優しく呼び掛ける 涙はその姿を心に代えて 空より降り続ける強き力となるように 今は昔 変わらぬ想いを 遠く未来へと託した奇跡が いつか再び私を繋ぐと 強く信じている 今は昔
舞風
舞風 蛙石歌词
吉岡亜衣加 舞風歌词
幾千の未来よりも 一瞬の今を強く生きたい 奈落のほとりでさえも 駈けて行ける 貴方となら 舞う風の如く 抗えぬ時代の刃(やいば)に 傷ついて倒れてなお 夢に見し光を信じて ひさかたを仰ぎて あゝ 我が身に あゝ 代えても 貴方を守れるなら 激しき風になれ この祈り 運命(さだめ) 変えるほど 今すぐ 夜明けの風になれ 暗闇の扉 こじ開ける風に 幾歳(いくとせ)の契りよりも ひとたびの絆 抱いて生きよう 桜舞う空を見上げ 微笑った日は うたかたでも 常世の想い出 押し寄せる時代の荒波 溺れても志は