最期の詩- それはあまりにも素晴らしく 兵は街の恋人に詩って教えた やがてその詩は 人から人へと伝わり 誰が綴ったかもわからぬ その名もなき詩は 大陸中に広まった- 強く美しき時の女王 絶対的な権力の前に 誰もがひざまづく 来たる女王の誕生祭 その美貌を称える詩を捧げよと 一人の詩人に命じた- 女王は問う- 「この世で一番美しいのは誰じゃ?」 -しかし.彼は譲らない 「私の世界では.陛下は二番目にお美しい-」 「枯れてしまった花の美しさ- それは.追憶という名の幻影- 朽ちることなく永遠に咲き続