透明な風が 吹き抜けて 葉音(はおと)たちが ささめきあう ほら探そう いつかの失くし物 不揃いな笑顔が 滲んで 木霊(こだま)のよう 響きあう 記憶が ほどけてゆく 花びら ふわり 空の蒼に舞い上がり 溶けた ずっと守りたくて 切に信じてた 愛しい日々を連れて めぐりめぐる 時の中で いつも傍にいてくれた 木洩れ陽がそっと ただ寄り添うように とめどなく涙 溢れるのは このセカイが やさしいから あのあたたかな キセキを ねえ 僕はもう 知ってる 哀しみの闇に 飲まれても 僕はもう 一人じゃな