ホームに降り立ち 渡る風が涼しい 彼女はとまどう 響くチャペルの鐘に 通りを ブーケを持った 子供たちが過ぎる ざわめき 続いて 眺めてる 自分だけ異邦人 彼女は ベンチで ヒールの汚れを拭く ためいき いくつも 青空に向けてつく 乱れた 髪直しても むなしさ残るだけ それでも 最後に あのひとへ さよならを言いたくて 知ってる あのひと もう遠くなることを すべてが 彼女を 今日から区切ることも 想いを 断ち切るまでの 揺れるだけの時間 少女が 微笑み コスモスを 目の前静かに差し出して ふと