また消えてく それぞれの憂いを背負い 海の彼方 いつからだろう 終わると思っていた 役目結ばれず ただ流れ着く場所で与えられた意味に 従い生き抜くその中で喜びを探して 回り回る人の世は今日も忙しく 吐き出すわだかまりの中 決して止まりはしない 消えぬ淀みが回るなら私も回ろう 情無い浮世も少しは きっと報われるだろう 皆.他人の持つ幸せに 微笑むことが出来るのなら あと少しは優しくなれるのだろう 溜息漏れてゆく 無償の思い遣りを信じられないなら 姿を見えることさえもせずに 与えてゆこう 今も 巡り