春の風のように 暖かく流れていく (春の湊に 風はそっと) 淡い時間を今を 君と―― (淡い時間を あなたと)―― (それは前触れもなく いつも突然やって来る 不安に潰されそうで こんな私のことを 今も情けないやつだと あなたが知れば笑いますか) 偽りなど どこかに いつの間にか置き忘れてきた (だけどひとつの確かなこと) 確かに 長い長い瞬間にあなたがいて 良かったと思うの (長い長い瞬間を君の傍で 良かったと思うよ) 春の風のように 暖かく流れていく (春の湊に 風はそっと) こんな時間を人