妙に暑い夜です 今日も寝れない夜が 寝ても覚めない夜が 僕を昨日に閉じ込めるんだ 今日と昨日の間の 少し寂しいところ 少し優しいところ 僕はそこに行きたい 君が何度も現れて「サヨナラ」と泣くんです 嘘になってしまえばいい 君が零した涙とサヨナラが 恥ずかしくて泣けちゃうな すべて忘れて戻りたいの どうか 妙に痒い夜です 灰に刺された痕を 掻き毟りながら問う 「僕はまだ生きてますか」 誰かにしがみ付いても キミは一人なんだから 無理に二人にならなくていいよ 明日に行かなくたっていい お伽話のように