御殿にて いざ舞いまするは 黒髪の巫女 紫の衣 御殿にて いざ舞いまするは 紺青の夜と金色の扇 杯の中の満月を呑む 月を捕られば 扇が月に 御殿にて いざ舞いまするは 黒髪の巫女 紫の衣 御殿にて いざ舞いまするは 紺青の夜と金色の扇 杯の中の満月を呑む 月を捕られば 扇が月に 緋色の瞳が我を見据える 取り出したる 白銀の太刀 我が息の根を 止めるためよ どうしてしまおうか この乙女を 緋色の瞳で奴を見据えて 取り出したる 白銀の太刀 奴の息の根 止めるためよ 狂うた鴉がどこかで啼いた 杯の中の