冷たい森 歌:霜月はるか 凍てつく湖のほとり 寂しく唄う少女 やまない北風も 積もる雪も白く 彼女が手招く樹海へ向かった者は誰も その冷たい嵐に身体を奪われ ――見上げた孤独の空 溶けない夢に抱かれて 鎖された夜の森 遠い街明かり 迷い込む子どもらを呑み込んで 深い眠りへと腕の中へと誘う 少女を冬と呼ぶ物語 禁忌を爪弾く指先 皮肉に唄う吟遊詩人(バルド) 冬の山を越える術を探していた 白銀はびこる樹海へ向かった彼の眼には その冷たい氷柱が涙に映った ――凍える氷の花 ここから旅に出よう ひらかれ
canoue~廻る羅針盤~
canoue 冷たい森歌词
canoue カノエ~廻る羅針盤~歌词
カノエ-廻る羅針盤- 歌:霜月はるか 夜明けの霧を待つ誰かの微睡み 抱える傷痕の痛みも忘れて 乱れた呼吸が耳につく闇の中 君を誘う夢が途切れた願いを繋ぐのなら 閉じた瞼にある確かな形だけ見せて この手を伸ばしても醒めない幻 燻る月灯り-光が足りない 己の影さえ遠ざけてしまうほど 無垢な空を求めて 見慣れた世界を逆さにして いつか羅針盤が映した歴史(みち)を知る 今は沈んだ砂礫の街-極星の視えない煤けた森- 冬を留める氷の花-永久眠れる亡国の果て- 君が望んだ夢へ繋がる扉はここにあると 続く足跡か