夜に浮かんだ 上弦の月欠けて ゆらり零れる 紅玉石(こうぎょく)の色の雫 足音ひとつたてずに通り過ぎる しなやかな闇 纏う 猫たちの影 細い祭儀の詞(うた) 混沌の淵 解き放つ名前(コトバ) それは刻まれし契約の 消えないあかし 聖言(せいこん) 白と黑の織りなす糸 操られ 踊るの さぁ 神も覚(し)らぬ誓約の 破滅遊戯(ゆうぎ)を始めましょう 永久(とわ)に終わらぬ この禁断の宴を 闇に浮かんだ 十六夜の月満ちて 八つ乙女らの 唇は柘榴を蝕(は)む 舞い散る紅(あか)は 馨しき花のよう 穢れを
Centifolia
みとせのりこ 白と黒の祭儀歌词
みとせのりこ Crimson Sign歌词
置き去られたままの 朽ちた時間を抱いてささやく声 吐息飲む音さえ遠く 滲んで消える 明けない夜 ほんの僅かな光さえ 許されずに 塗りつぶされていった 立ちすくみ動けない足元 濁りきった紅に染まる影 あえぎ叫ぶ声はどこにも届かない 早く.早く ここを跡形もなく消して 帰る場所求め さまよい続ける 捨て去られたままの 朽ちた亡骸抱いて笑う声 ざわつく鼓動ごと 耳鳴りが包んでゆく 震える指 開く扉の向こうには 赤い闇が どこまでも続いていた 望み無くし 長い髪に捕われたなら 砕け散った骨片に埋もれ や
みとせのりこ 水唱~スイショウ~歌词
"冷たい湖面(みず)に 心を浮かべ わたしの身体(かげ)は 水底へ消えた-" 淡い水の色 重ねた この深い水の底 横たわり わたしは睛(ひとみ)を閉じて 独りきりのユメを視るの 蒼い水晶に 鎖されてる 他に誰一人 棲まわぬこの 凍る水底の この柩 凍てる 澄み切った柩 わたしの睛は二度と 何も映しはしないの "きらめく虹色 プリズムを偏光(かえ)し 踊る水" 揺らめいた 白銀(ぎん)の波の 垂帳の奥深く 誰も触れられぬように "ゆらめく銀色 やわらかに包ん