clavus―タトゥー― この手をとるならば また見ぬ明日を渡そう 閉ざした 瞼に 二度目がないのならばそう 繭を破って 飛びたてばいい 水の中で 檻の中で もがいている微かな目の 光がまだあるのならば この両手で 霞む月を 折れた翼で 青空を 掴み取れ この手を掴むなら また見ぬ明日を見せよう 開いた 瞼に 二度目を映しだしてさあ 殻を 破って踏み出せばいい 沈む空を 明けぬ夢を 閉ざして尚 もがくならば 血を流して 水に浮かべ 破り捨てた 言葉たちを ただ積み上げた 私を そう.笑って ねえ