狂い咲く・・・ 触れるその細い指先 絡みつく 紅あかい雫に溶けた ―月は揺れる 眠りましょ 黒い揺り籠で 囚われた姫の夢見て いつか空に 嗚呼 陽は昇るだろう さあ.おいでもう引き返せないよ 綺麗だね いつでも キミの中のその花は 嘘を裂いて覗きこむ もう止められない 赤黒い生命残滓を飲み込んで 悦とするかModularity of mind 嗚呼 カラミツクユビ 紅く染め上げ 狂い咲く・・・ 惨劇と誰か呼ぶのか 月だけが全て見ていた ―哀れ まだ続くのか 目覚めない 微睡るの中 太陽に願う 終
