水面にゆれる君を 横目で眺めていた とまどい隠すように 無邪気に振舞ってた 二人が 同じ速度で 変わってゆけたら いつまでもこんな風にね 変わらない気がして 君はオルカ 三日月のように 飛沫あげて かがやく まぶし過ぎた モノクロの景色 君に追いつけなくなる 等圧線は東へ 何処かで花火が鳴る 夕陽が照り返して 思わず目を逸らした 長い夏が 終わりを告げる セミの声も 消えてく 君はオルカ やがては遥か 遠い日になるんだろうね このまま このまま はぐれて 置いてけぼり 水面にゆれる君を 見失う